マウスピース型矯正装置(インビザライン)
当院では、マウスピース矯正で全世界で導入されているマウスピース型矯正装置(インビザライン)を導入しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは?
マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは、約0.5mmの透明で目立ちにくいマウスピースを定期的に交換することで、歯並びを整えていく矯正治療です。
マウスピース矯正の中でも歴史があり、安心して治療を受けることができます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特長
型取りが従来と違い楽になる
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の型取りでは、今までの印象剤を使用しません。
お口の中、歯列や噛み合わせを小型のカメラで光学印象、スキャンをすることで歯の型取りや噛み合わせを確認することが出来ます。
透明で目えにくい
素材が透明なので、近くでよく見ないかぎりはほとんど分からず、目立ちにくい特徴があります。
歯を動かす距離が一定なので強い痛みが出にくい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を1枚交換するごとに0.25mmほどの歯の移動量なので、ワイヤー矯正に比べると痛みが少ないと言われています。(※個人差あり)
取り外すことが可能
ワイヤー矯正のように固定式ではなく、ご自身の意思でいつでも取り外すことが可能です。
歯磨きがしやすい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はマウスピースを外して歯磨きを行うことができるので、今までと大差なく歯磨きをすることができます。
歯を移動させるシミュレーションを確認出来る
矯正治療で歯を動かすシミュレーションを、お口の中をスキャンした後にPCの画面上で確認することが出来ます。
光学印象「iTeroエレメント5Dプラス」導入
当院では最新鋭の口腔内スキャナー、iTeroエレメント5Dプラスシリーズを使用しています。
今までの矯正治療での歯の型取りは、患者様にとって負担のかかる大変なものでした。
当院の導入しているマウスピース型矯正装置(インビザライン)システム、iTeroエレメント5Dプラスシリーズは歯の型取りが楽に、時間も短縮されました。
あの柔らかい材料でお口の中がいっぱいになる、今までの型取りは卒業です。
iTeroエレメント5Dプラスシリーズの特長
より精度の高い型取り
精度の高いお口の中の型取り(スキャン)が、とても短時間で快適に行うことが可能です。光学印象という、1秒間に6000枚の写真データを撮影して3Dデータ化することで、お口の中の型取りが可能となりました。型取りした後は、データで保存をすることが可能です。
スキャンのスピードアップ
お口の中、歯列や噛み合わせを型取りするときにスキャンをしていきます。その、スキャンスピードがアップしたことにより、お口の中に機械を入れている時間が短縮されることで、患者様の負担を軽減させることが可能となりました。
近赤外光で細部まで撮影可能に
お口の中をスキャンする際の精度が高まったことで、スキャン画像やお口の中の写真はより鮮明に撮影することができ、見逃しがちな歯と歯の間の虫歯の発見がしやすくなりました。放射線は使用しないので安心です。
3Dデジタル印象でどの角度からも画像を確認できる
1度撮影したデータから、カラー写真でお口の中の状態、歯並びや噛み合わせを確認することが可能です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療の流れ
1.カウンセリング
矯正治療を行う際に、念入りなカウンセリングが必要です。
歯並びや、お口元で気になる事やお悩、どのようなお口元になりたいなどのご希望をお伺いします。
2.口腔内スキャン
iTeroエレメント5Dプラスシリーズでお口の中全体をスキャンしていきます。歯並びや噛み合わせをスキャンします。
3.データ確認
スキャンしたお口の中の歯並びや噛み合わせのデータがPCの画面上に表示されます。
4.治療計画の作成
スキャンしたデータをもとに、どのように歯を動かして矯正治療を行うのかという精密なシミュレーションが作成されます。治療の期間や治療計画、費用について詳しくご説明ご相談をさせていただきます。
5.マウスピースの作成
お口の中をスキャンしたデータ、シミュレーションしたデータをアライン・テクノロジー社に送信します、その後、最短約半月ほどでマウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースが完成され、歯科医院に送付されます。
6.マウスピース型矯正装置(インビザライン)スタート
無事に到着したマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用して、矯正治療スタートです。
インビザラインQ&A
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)は痛みがありますか?
A.インビザラインは、痛みが出にくいと言われています。
マウスピースを1枚交換するごとに0.25mmほど歯を移動させる仕様になっているので、ワイヤー矯正に比べて痛みが出にくいです。マウスピースを新しいものに交換した直後はキツく締めつけられる感じがする程度で、数時間から数日で慣れてしまうという方が大半です。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)中に虫歯の治療はできますか?
A.歯の形が大きく変わる、被せ物を入れる治療などでは一度治療が中断することがあります。
ですが、1日で治療が出来るような小さな虫歯治療では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を中断せずに治療することが可能です。矯正治療中に虫歯などのトラブルが起こらないよう、歯磨きの方法をしっかりとレクチャーさせていただきますのでご安心ください。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)で受け口は治せますか?
A.受け口には歯並びが原因のものと、骨格が原因のものがあります。
歯並びが原因のものであればマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できる可能性が高いです。骨格が原因のものはマウスピース型矯正装置(インビザライン)で対応が難しい場合が多いので、ぜひ一度矯正相談へお越しください。
Q.味見が多い職業ですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は向いていますか?
A.マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、お水以外の飲み物やお食事の際には取り外しをお願いしています。
着用したままお食事をすると変形してしまうことや、マウスピースの中で細菌が増殖して虫歯や歯周病が進行してしまう可能性があり、口臭が発生する恐れもあります。
味見の頻度や状況にもよりますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)ではない方法を検討することも一緒にご相談をさせていただければと思います。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)をしていると口臭がすると聞いたことがあります。
A.口臭が発生してしまうのは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に限った訳ではありません。
ですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の取り扱いを間違えると、まれに口臭が発生する可能性があります。
マウスピースを戻すときは、食後に歯磨きを徹底するようにお願いしています。
ワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正はお口の中の清掃性が高いですが、歯磨きを必ず行ってからマウスピースを戻すことを徹底しないと、お口の中の細菌が増殖して口臭の原因となってしまいます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の注意点
飲食や歯ブラシの度に取り外しが必要
お水以外の飲み物や、食事の際にはマウスピースをその都度取り外す必要があります。
外したときは、なくさないようケースに入れて保管をすることをお願いしています。
お食事の都度取り外すことが可能ですので、ワイヤー矯正に比べてお口の中を清潔に保つことが可能です。
歯並びによっては対応が難しいケースもある
顎の骨ごと矯正を行わなければならないケースや、複雑な歯並びに関してはマウスピース型矯正装置(インビザライン)で対応が出来ない場合もあります。ですが、当院では患者様のご希望に最大限沿えるように対応をさせていただきますので、まずはご相談ください。
1日20時間以上着用する、定期的にマウスピースを交換するなど管理が必要
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、マウスピースを20〜22時間以上は必ず着用することをお願いしています。着用時間が短くなるほど効果が出にくくなり、治療の進みが悪くなります。
マウスピースの交換も7日〜10日ほどで1枚ずつ交換しますので、着用時間や交換時期をご自身で管理をすることで、患者様ご自身も矯正治療に加わっている、歯が少しずつ動いていることに喜びを感じる方も多いですが、定期的な管理が面倒に感じる方もいます。
性格やライフスタイルに合った矯正治療をご提案させていただきますので、遠慮なくご相談ください。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療にご興味がある、気になっている場合にはぜひ当院へご相談ください。
未承認医薬品、医療機器等の明示
①未承認医薬品等であること
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
②入手経路
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米アラインテクノロジー社の製品の商標製品です。当院ではその日本法人であるインビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
③国内の承認医薬品等の有無
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。
- アライナー作製をする為に行う型取りに使用する口腔内スキャン装置「iTero(アイテロ)」については薬事承認を受けています。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)のサポートソフトウェアである「クリンチェック」は薬機法上の承認を得ています。
- 日本国内で製作される類似のマウスピース矯正装置のいくつかは、薬事承認されております。
④諸外国における安全性に係る情報
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。
⑤医薬品副作用被害救済制度の対象外
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は日本では完成物薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。